多発性硬化症(MS)は、本来は自分を守るための「体の防御機能」が、誤って自分自身の脳や脊髄の神経を攻撃するために起こる病気です。MSではさまざまな症状があらわれ、ときには入院が必要になることもあり、学校や仕事など、生活に大きな影響を及ぼします。
現状、MSを完全に治すための治療法はありませんが、MSの治療をすることで再発の回数を減らしたり、再発症状の程度を軽くしたりすることができ、また、将来的な病気の進行を遅らせることも期待できます。
MS治療の目標は、患者さんの負担を減らし、日常生活をより過ごしやすいものにすることです。治療によって、これまであきらめていたことができるようになった方も少なくありません。
このサイトでは、MSに対するタイサブリの作用や、投与前の検査と投与方法、副作用などを紹介しています。
治療を始める前によくお読みいただき、わからないことや不安に思うことがありましたら、遠慮せず医師に相談してください。