タイサブリ治療を始める前に血液検査を行い、JCウイルスに対する抗体をもっているかどうかを確認します。
JCウイルスは、活性化して増殖すると進行性多巣性白質脳症(PML、副作用について 参照)を引き起こすことが知られており、この抗体が陽性の患者さんでは、タイサブリの使用によってPMLが起こるリスクがあると考えられるためです。
PMLが起こるリスクは、JCウイルスに対する抗体の量やタイサブリの治療期間などによってある程度予測が可能です。
抗体が陰性でも、6ヵ月ごとに検査をして変化がないか確認し、治療を継続するべきかを医師と相談して決定します。